トランプ大統領による人種差別的発言について

トランプ大統領が14日ツイッターに投稿した人種差別的な内容が批判を浴びています。大統領は自らに批判的な民主党の移民系の女性議員などを念頭に、「民主党の『急進的な』女性議員たちは、世界最悪の国から来て、地球上で最も偉大で強力なアメリカの国民に対して政府はこうすべきと語っている。国に帰ってはどうか」などと述べた、ということです(※)。※→https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190716/k10011994121000.html?utm_int=detail_contents_news-related_001

議員の具体的な名前は挙げていないものの、アメリカのメディアはトランプ大統領に批判的なオカシオコルテス氏やパレスチナ系のタリブ氏、ソマリア出身のオマル氏といった非白人の移民系などの女性議員を念頭に置いた発言だ、と伝えていて、この投稿に対し民主党からは、ペロシ下院議長がツイッターに「トランプ大統領の『アメリカを再び偉大に』という計画は、再び白人の国にするということだ」と投稿するなど「人種差別だ」という批判が相次いでいる、とのことです。
今回の発言も要は来年の大統領選挙を意識しての主に支持する層である白人至上主義者に向けてのパフオーマンスである、ということです。トランプ大統領が目指しているのは、アメリカを白人中心の国にして、白人以外の人種についてはどうでもいい扱いとする、ということだと見られます。
このような偏見的な悪意ある考え方は、これまでの世界が培って来た歴史的な潮流つまり自由・平等及び人権の尊重などの民主主義的な理念に反する真逆のものであって、到底受け入れることはできないのは明らかです。

記録的な「低温と日照不足」について

梅雨入りから始まった「低温傾向(梅雨寒)」が東日本を中心に続いています。
東京でも連日曇り空の天気となっていて、1日当たりの日照時間が3時間未満の日照不足の日が連続19日間となって、観測史上の新記録となった、ということです。これは31年前の1988年の17日連続を更新した、とのことで、それだけ〈異常事態〉だと言うことができます。
一年前が厳しい「猛暑」だっただけに、「涼しい夏」は私にとってはむしろ有り難いのですが、今が季節の農産物にとっては有り難くないものです。既にきゅうりなどの産地では生育不良となる影響が出ている、とのことです。
天気は来週以降平年並みに戻る、との予報が出ていますが、ほどほどの暑さと日差しとなってほしい、と思います。

ジョコビッチ対フェデラー

今年のウィンブルドンの決勝はジョコビッチフェデラーの対決となりました。
私もテレビで生中継を観ました。真夜中だったので最後まで観られませんでしたが、フェデラーの戦いぶりに感動しました。
フェデラーについてまず思ったのは、その冷静沈着な態度です。これまでフェデラーの試合を観る機会があまりなかったため、知らなかったこともあるのですが、試合中に声を出すこともなく、ミスをしても一喜一憂しない様子を観て、関心しました。
第一サーブのミスが少なく、またストロークも安定していて、淡々と試合を進めて行く、という感じで、熟練の技と言うか職人芸的な雰囲気を感じさせます。37歳という年齢を重ねて来たものが「ダテじゃない」ことを物語っていて、これからの活躍を随時注目して行きたいと思いました。

「悪意に満ちた世界」ということ(3)

戦前の日本の「戦争の時代」に対する歴史的反省という意味で言うと、今の自民党・安倍政権はそれがまったく欠如している、ということが言えます。
彼らが目指しているのは、戦前までの天皇を中心とした〈国家主義体制〉であって、これはその体制が国民及び近隣諸国にもたらした甚大なる惨禍と犠牲という歴史的事実を踏みにじる〈悪意思考〉に基づくものである、ということです。
また、その考え方から来ているのが「憲法改正」であり、戦後の民主主義を根底から否定して新たな憲法つまり戦前の明治憲法をベースにした憲法を作ることを目指しているわけです。そして、今回の参議院選挙で自民党はその憲法改正を選挙の争点に掲げているのです。
したがって、今回の選挙次第では日本の命運が悪意思考に委ねられる、ということになりかねない、と私は思っています。そして、多くの国民が気がついたときには「時既に遅し」となる可能性がある、戦前がそうであったように--ということです。

「悪意に満ちた世界」ということ(2)

トランプ大統領による悪意、と言う場合具体的に何を指すのかについて、改めて述べると、要は第二次世界大戦後、欧米の民主主義国を中心に確立して来た「世界の秩序」を根底から覆そうとしている、ということです。
したがって、それは戦前の世界が二度の大戦に見舞われ、史上例のない甚大なる破壊と犠牲を出したこと、またその背景となったことに対する歴史的反省をまったく無視するものであり、その意味で歴史に対する「冒涜」でもある、とさえ言うことができます。
さて、そもそもトランプ氏が大統領選挙に出たのは、一種の「売名行為」のためであって、自身まさか大統領になれるとは夢にも思っていなかった、と言われています。つまり、選挙に出た動機自体が〈悪意思考〉からであった、ということで、大統領それも世界最強国の大統領には相応しくない人物が大統領になってしまったことによって、今世界は混乱の度を深めている、ということになるわけです。

「悪意に満ちた世界」ということ(1)

今世界は悪意に満ちている、と私は考えています。その一番の要因は他でもないトランプ大統領のことです。
今まさにアメリカとイランとの間で〈一触即発〉の状態にあることに言及するまでもなく、トランプ大統領アメリカ第一主義のもと、アメリカの利益最優先で物事を進めています。この考え方自体、〈悪意に満ちたもの〉ということであり、あらゆる面で自らの国の立場が有利になることが大事であって、それによって他の国がどうなろうと、「知ったこっちゃない」ということなのです。
トランプ大統領は口では「戦うのは好きじゃない」と言っていますが、その一方で「あらゆる選択肢がテーブルにある」とも述べていて、実際の本音はそこにあるのです。したがって、先日イランに対する武力行使を一旦は踏み止まったとは言え、今後の成り行き次第ではそれを実行する可能性がある、ということです。
このトランプ流の悪意に満ちた思考(以下、悪意思考と略)はヨーロッパを始めとして世界中に拡散しており、政治的に排外主義を標榜する超右派勢力の支持拡大へとつながっています。悪意思考の基本にあるのは、「強い者こそが正義だ」ということであり、要は『弱肉強食』ということです。
世界史的に言うと、このような思考が過去に世界を覆っていた時代がありました。すなわち、欧米列強がいわゆる「帝国主義」の名のもとに世界中に植民地獲得に狂奔していた19世紀末から20世紀前半の時代です。自国優先が世界中に蔓延した結果が行く先は何かと言えば、それは敵対する他国との「戦争」であることは当然だったのであって、それが第一次世界大戦へとつながって行ったのでした。

日本は今の「浮ついた」ままで良いのか?

ここ数年の日本全体のあり様を一言で言うとすると、何か「浮ついた」ような状態なのではないか、と私は思っています。その一番の要因は何か?と言えば、要は1年後に迫って来た東京オリンピックです。
もちろんオリンピックそのものが悪いわけではないのですが、テレビなどのメディアではそれが終わった後のことがほとんど取り上げられているとは言えない、ということに懸念を感じるのです。つまり、祭りが始まる前までは大いに盛り上がり、浮つくのは無理もないことなのですが、「祭りの後」どうなるのか、ということも考えないといけないのではないか、と素朴に思うのです。
翻ってみると、オリンピック誘致は東日本大震災からの復興ということを世界にアピールすることが主なテーマでした。そのためにコンパクトで費用を抑えた大会とすることが謳い文句でしたが、費用は当初予想の数倍に膨れ上がっているのは、既に周知の事実です。
また、準備に入った段階でも様々な不祥事例えば新国立競技場の設計コンペで一旦は決まった案を撤回したことにより、50数億円がムダとなった、ということやエンブレムも作り直すことになった、ということがありました。しかし、大会はやることが決まった以上、引き返すわけには行かないわけで、何かが起きるたびにいわば「まあ仕方ないよナ」というのが、一般的な受け止め方であって、一方大会主催者側やテレビなどはそれを打ち消すように盛り上げるのに躍起となっているあり様です。
オリンピックが1年後に迫ってその間に何かが起きないとは誰にも言えないのですが、今はただオリンピックが無事終わってくれればいい、その後の事はどうでもいい、という雰囲気が世間を覆っている、というのが現状だと思います。